アブジャド表:アラビア文字28字の数値一覧(完全版)

アブジャドに興味を持った人が最初に探すのは、信頼できる一覧表です。どの文字がいくつに当たるのか。ここではアラビア文字28字をアブジャドの順に並べ、名称・数値・古典的なエレメント区分を一つの表にまとめました。表のあとには暗記用の言葉、ペルシア語の追加文字、混乱しやすいハムザとター・マルブータの扱い、そして段階を追った計算例が続きます。

28文字のアブジャド数値:完全な表

この表は、最も広く使われ、当サイトのすべての計算の基礎となっているエブジェディ・ケビール(「大アブジャド」)の数値を示しています。エレメントの列はフルーファートの伝統に従い、アブジャド順に火・風・水・地を順番に割り当てたものです。著者によっては異なる分類も見られ、特に風と水が入れ替わることがあります。なお、カタカナ表記では別々の文字が同じ名前になる場合(ハー、ター、カーフなど)があるため、アラビア文字そのもので確認してください。

順文字名称数値エレメント
1اアリフ1火
2بバー2風
3جジーム3水
4دダール4地
5هハー5火
6وワーウ6風
7زザーイ7水
8حハー8地
9طター9火
10يヤー10風
11كカーフ20水
12لラーム30地
13مミーム40火
14نヌーン50風
15سスィーン60水
16عアイン70地
17فファー80火
18صサード90風
19قカーフ100水
20رラー200地
21شシーン300火
22تター400風
23ثサー500水
24خハー600地
25ذザール700火
26ضダード800風
27ظザー900水
28غガイン1000地

順番の覚え方:8つの鍵となる言葉

伝統的に、この表は8つの言葉で覚えます。言葉そのものに意味はありませんが、発音しやすく、続く文字を順につなげただけのものなので、唱えるうちに数値も数えられます。

  • アブジャド(ا ب ج د):1、2、3、4
  • ハウワズ(ه و ز):5、6、7
  • フッティー(ح ط ي):8、9、10
  • カラマン(ك ل م ن):20、30、40、50
  • サアファス(س ع ف ص):60、70、80、90
  • カラシャト(ق ر ش ت):100、200、300、400
  • サハズ(ث خ ذ):500、600、700
  • ダザグ(ض ظ غ):800、900、1000

オスマン・トルコ語ではこれらを ebced、hevvez、huttî、kelemen、sa'fes、karaşet、sehaz、dazığ と発音します。数値の仕組みは単純で、最初の9文字が一の位(1〜9)、次の9文字が十の位(10〜90)、さらに次の9文字が百の位(100〜900)を表し、28番目の文字ガインだけで1000になります。どの位も一文字で書けるため、オスマン朝の詩人たちは年号詩(クロノグラム)で、一年分の数字を一行の詩に隠すことができました。

アブジャド順と現在のアルファベット順はなぜ違うのか

現在のアラビア語辞書や入門書で見る並びはヒジャーイー順です:ا ب ت ث ج ح خ د ذ ر ز س ش ص ض ط ظ ع غ ف ق ك ل م ن ه و ي。これは形の似た文字(バー・ター・サー、ジーム・ハー・ハーなど)をまとめた並びです。一方、アブジャド順はより古く、セム系文字の古い字順を受け継いでいます。最後の2グループの6文字(ث خ ذ ض ظ غ)は、その古いアルファベットには独立した文字がなかった音であるため、末尾に加えられ、最も大きな数値を受け持つことになりました。

実際には、現代の字順での位置から数値を推測することはできません。ター(ت)はヒジャーイー順で3番目ですがアブジャドでは400、ハー(ه)は最後から3番目なのに数値はわずか5です。

ペルシア語・オスマン語の追加文字

ペルシア語、そしてそれを受け継いだオスマン語は、アラビア語にない p、ch、zh、g の音のために4つの文字を加えました。これらの文字には独自のアブジャド数値がなく、定着した慣習では、もとになった文字の数値を用います。

  • پ(ペー)→ バーと同じ 2
  • چ(チェー)→ ジームと同じ 3
  • ژ(ジェー)→ ザーイと同じ 7
  • گ(ガーフ)→ カーフ(ك)と同じ 20

トルコ語やペルシア語の名前に表にない文字があるように見えても、計算はもとの文字で行います。

ター・マルブータとハムザ:結果を変える二つの小さな規則

ター・マルブータ(ة):ファーティマ(فاطمة)のような名前の末尾に現れるこの文字は、ハーと同じ形をしているため、当サイトの計算ではハーとして5と数えます。別の数え方をする立場もあるので、ほかの資料と結果が合わないときは、まずここを確認してください。

ハムザ(ء):ハムザが支えとなる文字の上に書かれている場合(أ ؤ ئ)、支えの文字を書かれたとおりに数えます。أ はアリフとして1、ؤ はワーウとして6、ئ はヤーとして10です。単独で置かれたハムザの数え方は、著者によって扱いが異なります。

さらに、名前や神の美名の計算では三つの規則があります。定冠詞アル(ال)は加えない、重子音記号(シャッダ)の付いた文字を二度数えない、書かれていない小さなアリフは数えない。つまり、紙の上に実際に書かれているものだけを数えます。

計算例:ゼイネプ、ユースフ、アイシェ

表を名前に当てはめるには、その名前の一般的なアラビア文字表記を一文字ずつ読みます。

  1. ゼイネプ/ザイナブ(زينب):ザーイ7+ヤー10+ヌーン50+バー2=69
  2. ユースフ(يوسف):ヤー10+ワーウ6+スィーン60+ファー80=156
  3. アイシェ/アーイシャ(عائشة):アイン70+アリフ1+ヤーの上のハムザ(ئ)10+シーン300+ター・マルブータ5=386

アイシェの例では、二つの規則が同時に働いています。ئ はヤーとして、ة はハーとして数えました。ゼイネプでは別の点が目を引きます。エレメントの列を見ると、4文字のうち3文字が風、1文字が水のグループに属しているのです。

とはいえ、表を知ることは第一歩にすぎません。アブジャドの伝統では、名前を単独で読むことはありません。本人の名前はお母様の名前と合わせて計算され、その合計から星占いの星座とエレメントが導かれます。同じ69という数値を持つ二人のゼイネプでも、お母様の名前が違えば、まったく異なる図にたどり着くことがあります。

表は手に入りました。では、あなたの名前は何を語るのでしょう?

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表を使うときの3つのヒント

  1. ローマ字ではなくアラビア文字の表記で数える。耳に聞こえる母音がすべてアラビア文字で書かれるわけではありません。ゼイネプの二つの「e」は表記に現れません。まず一般的な表記を確かめてから数えましょう。
  2. 転写で同じに見える文字を混同しない。ローマ字では同じでも、数値が大きく違う文字があります。h は ه 5 か ح 8、s は س 60 か ص 90、t は ت 400 か ط 9、k/q は ك 20 か ق 100、z は ز 7 か ظ 900、d は د 4 か ض 800。文字を取り違えると、合計が数百単位でずれてしまいます。
  3. 規則は最初に決めて、変えない。ター・マルブータ、ハムザ、追加文字にどの扱いを選んでも、すべての計算で同じにしてください。二つの名前を比べるなら、これは欠かせません。

アブジャド表は一つだけ?

このページの数値は「大アブジャド」と呼ばれるエブジェディ・ケビールのものです。古典資料には、エブジェディ・サギールなど別の計算法の名前も見られ、目的も手順も異なります。また北アフリカのマグリブの伝統では、いくつかの文字の順番、したがって数値が異なります。当サイトの計算はすべて、オスマン朝および東方の伝統で広く用いられてきたエブジェディ・ケビールで行っています。ほかの資料で違う数字を見かけたら、まずどの方式を使っているかを確認してください。

表の最後の列は何を語るのか

多くの人は数字だけを見ますが、フルーファートの伝統では、どの文字にも固有の性質があります。名前の中で火の文字が勝っているのか、それとも水や地なのか。風の文字が一つもないのか。この配分は、名前の合計数とは別の読みの層を開き、伝統では気質を示す手がかりとして解釈されます。ただし、文字がどのエレメントに集まっているかは、星座や曜日、ほかの指標と合わせて読んで初めて意味を持ちます。

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注記:アブジャドとフルーファートは、伝統的な文化と解釈の分野です。本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたもので、確定的な結果、未来の予測、保証を含むものではありません。