水曜日のエシュレフ時刻:吉とされるのはどの時間?

週のちょうど真ん中にある水曜日は、アブジャドと星読みの伝統で「ペンの日」として知られています。この日の主は水星、古典の文献ではウターリドと呼ばれる惑星で、書記、商人、学ぶ人、手紙を書く人の星です。この記事では、水曜日の24の惑星時間を一つずつ並べ、仮定の例で1時間の長さを計算し、契約の署名と試験勉強を水曜日の時間にどう配置できるかを順を追って紹介します。

ペンの日:水星と水曜日

古典的な天文学では、七つの惑星(セイヤーレ)がそれぞれ一つの曜日を持ち、水曜日は水星のものです。水星は太陽に最も近い惑星で、空を速く移動し、肉眼では多くの場合、明け方か夕方の薄明のわずかな時間にしか見えません。伝統が水星に与える意味も、この身軽さと重なります。知らせ、文字、計算、売り買い、学び、コミュニケーションです。

オスマン朝の古典詩(ディーヴァン文学)では、水星は「天の書記」と呼ばれ、ペンを持つ人、帳簿や計算を扱う人の星とされました。そのため伝統では、水曜日は書くこと、契約や合意の文書を作ること、売買、勉強、文通、帳簿づけに向いた日といわれます。

水星にはもう一つの特徴があります。伝統では混合の性質(ミュムテズィッジ)を持つとされます。木星のような大吉星でも、土星のような大凶星でもなく、そばにあるものの色に染まるのです。これは水曜日の時間を読むうえで大切な点です。水星の日は、つねにその中の各時間の惑星と合わせて考えられます。

水曜日の24の惑星時間

エシュレフ時刻は、時計の60分の1時間とは異なります。日の出から日の入りまでの時間を12で割ると「昼の1時間」、日の入りから翌朝の日の出までの時間を12で割ると「夜の1時間」になります。日の出後の最初の1時間はその曜日の惑星に属し、続く時間はカルデア順に進みます。土星、木星、火星、太陽、金星、水星、月、そしてまた最初へ。水曜日は水星から始まるので、表は次のとおりです。

時間昼の時間夜の時間
1水星太陽
2月金星
3土星水星
4木星月
5火星土星
6太陽木星
7金星火星
8水星太陽
9月金星
10土星水星
11木星月
12火星土星

表からいくつかの点が見えてきます。

  • 水星は4回めぐってきます。昼の1時間目と8時間目、夜の3時間目と10時間目です。月と土星もそれぞれ4回、残りの四つの惑星は3回ずつ現れます。
  • 夜の最後の時間は土星です。順番は木星へと続き、翌日、つまり木曜日の最初の時間は木星になります。こうして曜日は途切れなくつながっています。
  • 夜についての注意:表の「夜」は、水曜日の日の入りから木曜日の日の出までを指します。惑星時間は日の出から一日を数えるため、この夜は水曜日の続きとみなされます。一方、イスラーム暦では一日は日没から始まるので、同じ夜は「木曜日の夜」(ライラト・アル=ハミース)と呼ばれます。計画のときは二つの呼び方を混同しないようにしましょう。

1時間は何分?仮定の計算

実際の長さは都市や日付によって変わるため、ここでは時刻ではなく計算の考え方を示します。ある水曜日、日の出から日の入りまでが11時間36分、つまり696分だったと仮定します。簡単にするため、夜は一日の残りとします。1440 − 696 = 744分です。

  • 昼の1時間:696 ÷ 12 = 58分
  • 夜の1時間:744 ÷ 12 = 62分

この仮定では、昼のn時間目は日の出から (n − 1) × 58分後に始まります。たとえば8時間目(水星)は、日の出から7 × 58 = 406分、つまり6時間46分後に始まり、58分続きます。夏の月には昼の1時間が60分より長く、冬の月には短くなり、夜の1時間はその逆になります。

伝統で重んじられる時間は?

  • 水星の時間(昼1・8、夜3・10):その日自身の惑星。書くこと、契約、売買、勉強、文通に最も水曜日らしい時間とされます。
  • 木星の時間(昼4・11、夜6):伝統でいう大吉星(サアデ・エクベル)。水星の仕事を恵みを願って始めるために、よく選ばれます。
  • 金星の時間(昼7、夜2・9):小吉星(サアデ・アスガル)。和やかな面会や、歩み寄りが必要な話し合いに向くとされます。
  • 太陽と月の時間:「二つの光」(ネイイレイン)。太陽は存在感や公的な手続き、月は移動や知らせ、短い用事と結びつけられます。
  • 土星の時間(昼3・10、夜5・12)と火星の時間(昼5・12、夜7):大凶星と小凶星。新しい契約や合意を始めることには、伝統的に慎重な見方がされます。

ここにも水星の混合の性質が表れています。水曜日の木星と金星の時間は、ペンの仕事にやわらかさと恵みを添える時間として読まれます。

一週間のうち、あなたに開かれた時間は?

表は誰にとっても同じです。本当の問いは、どの時間があなたに合うかということ。週間エシュレフ時刻の分析で、アブジャドの計算からあなたの一週間の吉時を調べましょう。

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計画例:一つの契約と試験前夜

架空の家族を考えてみましょう。ケレムは小さな翻訳事務所を営み、水曜日に出版社と契約を結びます。妹のエリフは木曜日の朝の試験に向けて勉強中です。先ほどの58分・62分の仮定で、二人は一日をこう計画します。

  1. 昼の1時間目・水星:日の出とともに始まり、事務所はまだ開いていません。ケレムは契約書を最後にもう一度読み、質問を書き出します。ペンの時間に、ペンの仕事を。
  2. 昼の3時間目・土星:署名には選びません。ケレムは書類整理や日常業務にあてます。
  3. 昼の4時間目・木星:日の出から2時間54分後に始まります。出版社との事前の電話をこの時間に入れます。
  4. 昼の7時間目・金星:5時間48分後に始まります。報酬と納期についての最後の交渉を、歩み寄りの時間に行います。
  5. 昼の8時間目・水星:6時間46分後に始まります。署名はこの時間に。金星の歩み寄りから、水星のペンへと移ります。
  6. 夜の3時間目・水星:日の入りから2 × 62 = 124分、つまり2時間4分後に始まります。エリフは新しい単元の要点をここでまとめます。その前の金星の時間は軽い復習にあてました。
  7. 夜の5時間目・土星:日の入りから4時間8分後に始まります。エリフはその前に本を閉じます。試験の朝には、睡眠も勉強と同じくらい大切です。

整った計画に見えますが、伝統はここでもう一つ大事な問いを投げかけます。これらの時間は、ケレムとエリフに同じように合うのでしょうか。アブジャドの伝統では、どの名前にも支配惑星があります。水星の時間は、支配惑星がそれと調和する人にはとても実り多く、別の人にはごく普通の時間になることもあります。同じ家、同じ水曜日でも、兄妹で最も力強い時間は異なるかもしれません。一般的な表は誰にとっても同じですが、個人との相性は名前にもとづく計算を必要とします。

水曜日にまつわる民間の言い伝え

民間では、水曜日、とくにサファル月の最後の水曜日を不吉とする言い伝えが語られることがあります。こうした考えは慎重に扱うべきです。ブハーリーとムスリムが伝えるハディースには「サファルはない」とあり、不吉な兆しを読み取ること(テシェウム)ははっきりと否定されています。イスラームの学者たちも、日や月を不吉とみなすことを認めていません。エシュレフ時刻の伝統は不吉な時間の一覧ではなく、物事にふさわしい時を選ぶ文化です。「凶」という言葉も、運命の宣告ではなく慎重さを促す助言として読むべきでしょう。

この記事は、アブジャドと星読みの伝統における時の考え方を紹介するものです。どの時間も結果を保証するものではなく、努力や準備、神への信頼に代わるものではありません。

新しい事業はどの日、どの時間に始めるべき?

水曜日は商いの日とされますが、あなたにとって最も縁起の良い日と時間は別かもしれません。開業タイミングで、アブジャドの計算から開業に適した時期を見極めましょう。

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