星占い(ユルドゥズナーメ)のしし座:性格・幸運の曜日・石・色

中世イスラーム世界の真鍮の鉢や盆の中には、太陽を図柄のちょうど中心に置き、ほかの惑星と十二の星座がその周りを輪のように囲むものがあります。星占い(ユルドゥズナーメ)の伝統では、しし座をこのイメージで読むことができます。自らの光を持ち、周りを温め、意識しなくても視線を集める中心です。この記事では、名前からしし座が導かれる人の伝統的な姿を、心、誇り、愛、仕事、幸運の曜日、石と色の順に見ていきます。

暦のしし座と、名前のしし座

7月下旬から8月に生まれた人をしし座とするのは、西洋占星術の太陽星座の考え方です。星占いの星座は誕生日を見ません。あなたご自身の名前とお母様の名前のアブジャド値を合計し、12で割って、余りが5ならしし座になります。そのため冬生まれの人が名前ではしし座になることもあれば、8月生まれの人がまったく別の星座になることもあります。

しし座の基本データ

  • 順番:5番目の星座(余り5)
  • エレメント:火(おひつじ座・いて座と同じトリプリシティ)
  • 支配星:太陽(古い文献ではシャムス)
  • 幸運の曜日:日曜日

火のトリプリシティに属する星座は、それぞれ違ったかたちでこのエレメントを宿しています。しし座の火は、炉の真ん中で絶えず燃え、部屋全体を温める火です。速さよりもぬくもり、一瞬のきらめきよりも持続。そこに太陽の支配が「中心に立つ」という感覚を加えます。

中心にある太陽:しし座の気質を形づくる五つの要素

心臓

古典的な占星術の文献は、太陽を心臓と結びつけます。命を全身に配り、すべてがその周りを巡る中心です。伝統はしし座の人についても、仕事にも大切な人にも自分の言葉にも心を込める人として描きます。何ごとも中途半端にはせず、自分のしたことの中に自分自身を見いだしたいと願います。

寛大さ

太陽は誰にも光を惜しみません。しし座の寛大さも物質的なものだけではなく、称賛や時間、支えを惜しみなく差し出します。友人の成功を、自分のことのように祝うことができます。

品位と誇り

しし座にとって名誉は飾りではなく、姿勢そのものです。口にしたことには責任を持ち、細かな損得勘定には加わりません。この部分が傷つくと誇りが前に出て、過ちを認めにくくなったり、傷ついても口に出さず静かに距離を置いたりします。

見てもらうこと

光は見られるために存在します。しし座は自分の努力に気づいてほしい、評価を言葉にしてほしいと望みます。それは必ずしも虚栄心ではなく、しし座のやる気はまさにその反応から生まれることが多いのです。いちばん堪えるのは、無視されることです。

身内を守ること

しし座は自分の周りの人々を、責任を負う領域のように考えます。家族やチーム、友人が不当な扱いを受ければ、真っ先に声を上げます。ただ、その守りが行き過ぎると、ほかの人の代わりに決めてしまうことにもつながります。

恋愛と友情のしし座

しし座は好意を隠しません。はっきりと、ときには少し華やかに示し、その代わりに誠実さと敬意を求めます。しし座にとって関係とは、二人が互いを尊重し合う場であり、見下されたりからかわれたりすることには耐えにくいのです。友情では約束を守り、つらい日に呼ばれなくても駆けつけるのがしし座です。

相性を見るとき、伝統はまずエレメントを比べます。しし座の火について、大まかな枠組みは次のとおりです。

  • 火+風(強い相性):ふたご座・てんびん座・みずがめ座の風はしし座の火を活気づけ、共通のアイデアや熱意が自然に生まれます。
  • 火+地(中程度の相性):おうし座・おとめ座・やぎ座は火にしっかりした足場を与えますが、愛情の表し方が異なるため、忍耐が必要です。
  • 火+水(難しい相性):かに座・さそり座・うお座とは感情が深まりやすい一方、互いへの理解と丁寧な言葉が欠かせません。
  • 同じエレメント:おひつじ座・いて座とは打ち解けやすい関係です。ただし、二つの火が同じ舞台で光を競い合わないよう注意が必要です。

この表は星座レベルでの出発点にすぎません。二人の名前の文字をすべて合わせて読むまで、本当の相性について判断することはありません。

あなたの名前の太陽は、どれほど明るく輝いていますか?

余り5はすべてのしし座に共通ですが、名前の文字のエレメント配分によって、この火の燃え方は変わります。星占い星座分析では、あなたのフルーファート表、性格・仕事・人間関係の傾向、そして相性のよい曜日・色・石をまとめて読み解きます。

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仕事と評判:よき名を残すこと

伝統の中で太陽は、君主や指導者、名誉ある人々と結びつけられてきました。そのため、しし座に近いとされる分野には責任、代表、注目が伴います。管理職、組織の代表、教育や人前で話す仕事、舞台や芸術、イベントの企画、自分の名を冠した事業などです。しし座にとっては、お金よりも評判が先に来ることが少なくありません。よく語られることは、どんな収入よりも長く心に残ります。

弱点も同じ根から生まれます。批判を個人攻撃のように受け取ったり、脇役を受け入れにくかったりします。伝統はここで太陽そのものを手本に挙げます。太陽は毎朝昇りますが、拍手を待つことはありません。

精神面:謙虚さこそ獅子の修養

スーフィーの文化では、自我は魂を覆う最も厚いヴェールの一つとされ、しし座の精神的な修養はまさにそこから始まります。自分が光の本当の源ではないと思い出すこと、見せるためではなく神の御心にかなうために惜しみなく与えること、称賛を感謝とともに受け取ること。それがこの星座の修養です。伝統において、謙虚さによって鍛えられたしし座は弱くなったのではなく、成熟したとみなされます。本物の品位は、誰かを小さくする必要がないからです。

しし座についてのよくある誤解

  • 「しし座は傲慢だ」伝統は誇りを運命ではなく傾向として語ります。品位と傲慢の境目は、一人ひとりの自らを律する力に委ねられています。
  • 「しし座は皆リーダーになる」人を導きたい気持ちは一つの素質です。名前の文字の配分によって、それは強まることも和らぐこともあります。
  • 「8月生まれだから、星占いでもしし座のはず」二つの計算は互いに独立しています。一致することもありますが、それは偶然です。
  • 「しし座の石は誰にとっても同じ」星座には一般的な石がありますが、その人だけの石は名前とあわせて決まります。

幸運の曜日、石と色

幸運の曜日:日曜日

古典的な順序では、各曜日が一つの惑星に属します。日曜日は太陽、月曜日は月、火曜日は火星、水曜日は水星、木曜日は木星、金曜日は金星、土曜日は土星です。しし座を支配するのは太陽なので、この星座の曜日は日曜日となり、伝統では人目に立つこと、評判、目上の人との用件に向く日として語られます。

石:ルビーと輝く赤い石

古典的なアラビア語の書『ガーヤト・アル=ハキーム』(西洋では『ピカトリクス』として知られます)は、太陽の石として赤いルビー、金色のマーカサイト、ヘマタイト、そして「見栄えのよい、きらめく赤い石すべて」を挙げ、金属では純金を挙げています。現代の解説では、しし座の石としてタイガーアイ、ペリドットもよく挙げられますが、これらは古典的な惑星の伝統ではなく、現代の星座リストに由来します。

色:黄金色と穏やかな赤

同じ書は、太陽の色を穏やかな赤と黄金色の黄色として描いています。現代のリストでは、しし座にゴールド、黄色、オレンジが当てられることが一般的です。黄金色は、二つの伝え方が重なり合う色です。

一般的な人物像では分からないこと

ここまでの内容は、余りが5になるすべての人に共通する大枠です。けれども、二人のしし座の名前は異なる文字でできています。一方では火の文字が多く、この太陽をいっそう明るく輝かせ、もう一方では水や地の文字がその光を和らげます。あなたのどの面が表に出るのか、どの曜日・色・石が本当にあなたに寄り添うのかは、あなたの名前とお母様の名前をあわせて計算したときに初めて見えてきます。

この記事はアブジャドと星占い(ユルドゥズナーメ)の伝統にもとづく一般的な情報を紹介するもので、断定的な判断や予言、保証を含むものではありません。石や色は伝統的な対応として紹介しており、健康に関する目的はありません。

ルビー、黄金色、それともあなただけの色合い?

太陽の古典的な石はルビーですが、あなたに寄り添う石と色は名前の文字によって形づくられます。「宝石と色の相性」分析で、あなた自身の石と色を見つけてみませんか。

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